何気なく笑い合えている
いつもと変わらないあの夕暮れも
二度とは戻ってこない名場面だったんだ。
今更ながらに心からそう思うよ。
肩を並べて揺られていたね、
あの日の電車での帰り道。
目を閉じたらあの日に戻れないかなぁ…。
夜空見上げて、瞬く星探した。
また逢う日まで見上げているよ?
あの時“さよなら”は一度も言わなかったんだ…。
一緒に過ごしたあの時間が空間が
不器用なあの優しさが
今日という儚い1日を
そして現在(いまの)僕をつくっている。
何万光年離れた星になってしまっても
聞こえるように、放つんだ、この詩(こえ)を。
“僕はあの時よりもっと輝いてみせるよ”
多くは語らなかった、
柔らかなあの眼差しをずっと忘れはしない。