大粒の涙を目から流しながら、叫ぶように言った翔。


京は涙を堪えていたのだが、翔の涙と突き刺さるような言葉はナイフとなって、京のストッパーを切り裂いた。




京「っ、そんなの俺だって同じだよ!


なんであんなに伶香が苦しまなければいけない?

なんで伶香にだけあんな辛い思いをさせるんだよ…っ!



雪火も、あいつの両親も、白河組も…っ



俺達も…っ!!



誰1人としてあいつを救うことなんてできない!

ただ、あいつを苦しめてるだけなんだよ……っ!!」