「人にご飯を作ってもらっておきながら感謝の言葉すら言えない糞野郎に、翔のご飯を食べる資格はないよ」
翔「てめぇは一生自分のウンコでも食って生活しとけハゲが」
京「う、ウンコて…(泣)」
部屋の隅で拗ねてきのこ栽培してる京を見て、私は呆れて何も言えなかった。
…でも、あの時空気を変えてくれたのは、京だから。
そこは感謝、してあげる。
───〜♪♪、♪…♪〜…
不意に、私のポケットに入っている携帯が着信を知らせた。
「……?……っ!!」
翔「? 伶香?」
画面に表示された名前を見て、私は固まった。
その様子に気づいた翔が声をかけてくれるけれど、私は感情を抑えるのに必死だった。
……そのせいで、私の顔がどんどん無表情になっていくのにも気が付かなかった。