「ほら、早くこっち来て座りなよ。
もう休み時間終わるから、ご飯食べようよ」


翔「そうだな。じゃあこれ、弁当。
こっちが伶香で、こっちが兄貴な」


「いつもありがとね、翔」


京「今日のオカズってなんだ?」


翔「すぐ食べるんだからそん時確認すればいいだろ」



翔に渡されたお弁当を受け取りつつ、お礼を言う。
翔ってね、案外家庭的なんだ。

私用に作られたお弁当は、京たちのお弁当のサイズの3分の1ほど。


私のことをよくわかってる翔だからこそ、私が食べられる限界の量の食事を作ってくれている。