「なんだよその手!
てかこのハンカチの血は誰のだよ!?」



「うるっさいなぁ。私のだよ」


「はぁ!?!?」




机の中に仕込まれていたのに気付かなかったんだよ、と京にした説明をもう一度するハメになった。めんどくさ。




「マジかよ…お前大丈夫か?」


「さぁね。まぁ痛くないって言ったら嘘になるけど」


「全然大丈夫じゃねぇじゃん」


「ご心配どうもありがとう」




こんな傷くらいで2人とも大騒ぎしすぎだっつの。抗争とかの時はもっと酷いでしょ。



(ここからカッコの前に名前の一文字入れます)



「そう。もうさっき言ったけど早く退学届ちょうだいよ」



翔「ん?お前退学すんのか?」


「うん。目的のためにもねー」



翔「……そうか(本当にやるのかよ…)」




翔が言いたいことはわかるよ。だって京だって同じ意見だし。そこは流石兄弟。