「……うっわぁ…パックリいってるぞこれ」



ここの手当はなかなか難しい…とかなんとかブツブツ言って私の手を手当してる京だけど……


…あんまり傷の周り触らないで…痛いから…泣




「ちょ、痛いってば! 」


「仕方ねぇだろ!ちったぁ我慢しろや!」


「できないから言ってるんじゃん!」



え、なにそんなこともわからないの!? って言って若干切れた私は、痛さのあまり目に涙を浮かべていて。

それを見た時、京は大爆笑したから座ったまま左手でパンチをお見舞いしてやった。



はっ、ざまーみろっ。




「はい、終わったぞ」


「あざす」


「……(ほんとにこいつは礼儀ってものを知らねぇな)」


「…なによ」


「なんもねぇよ!」


「……ふーん??」