「白河さん。ちょっといいかしら?」
「……………なに」
「な、何よその態度!」
そんな態度とってもいいのかしら、裏切り者のくせに!
そう言ってキャンキャン吠えたのは、パンダ。
香水で臭いし目元のメイクはやばい、うるさくて臭くてキモイパンダ。
席に座るのを待ってたかのように、机の前で待機してた。それ見た時から、何か言われるなとは思ってたけど。
……ただただうるさい。キャンキャン吠えるなっての。
というかパンダなのに、吠えていいのかな…パンダって吠えないよね?うん。
「あー、謝ればいいの?ごめんなさい?」
「なっ……っ!!!」
最っ高にうざったそうな顔で、うざったそうな声色で、イラつかせるために疑問形で誤ってやった。
すると、どうでしょう。見る見るうちにパンダの顔が赤くなっていくではありませんか!(なんだこれ)