今日はハルと会う約束をしてる日。
放課後になるとすぐにミクが、
「今からハルくんと会うんだよね?頑張っておいでよ!」
「うん!ミクありがとう」
わたしはそう言ってファミレスに向かった。

ファミレスにつくと、
「サナこっち」
ハルがわたしに気づいて手招きしてくれる。
「やっほ!2日ぶりだね!」
「おう、俺さ今日めっちゃ楽しみにしてた」
ドキッ。うそでしょ?嬉しすぎて自然と顔がニヤけてしまいそう。ハルにバレちゃうよ...汗
「わたしも楽しみにしてたよ!」
「...かわいいな」
「へ?」
「なんでもねーよ」
ハル今かわいいって言ったよね。
好きな人からかわいいなんて言われたら誰だって嬉しいよね。
ハルの事どんどん好きになっちゃう。
「サナって彼氏いる?」
「いないよ!てか出来た事ない笑」
「まじ?.....よかった〜」
「え?」
「あ、いやこっちの話」
「ハルは彼女いるの?」
「いねーよ」
良かった。ハル彼女いないんだ。
ハルに彼女いたらどうしようかと思ったよ。
「サナ絶対彼氏いるって思ってた。だからいないって聞いて安心した」
「安心?」
「おう」
ハルと話してるだけなのに胸がドキドキうるさい。わたし人をこんなに好きになるなんて思ってなかった。
それからは、学校の事とか色んな話をして気づけば外は真っ暗。
「暗くなったから帰るか」
「そうだね」
ハルともうバイバイしちゃうのか...
すこし残念な気持ちで店をでると、
「俺ともっと一緒にいたかった?」
「え...」
やばい心読みとられた?焦ってると、
ハルがわたしの頭をぽんぽんした。
「また会おうぜ。俺もサナと2人でもっと一緒にいたかったし」
「いいの?」
「当たり前じゃん。メールも好きな時に送ってきていいよ。俺がしたいだけだけど笑」
ねえ、ハルわたしハルの事すごい好きになっちゃったよ。
恋ってこんな気持ちになれるんだ。
世界が変わって見えてくる。
それから家までの帰り道はハルの事で頭がいっぱいだった。