それから彼とはとはあっと言う間に仲良くなった。







彼ははわたしのことを
【アー】って呼び
わたしは彼を【ちぃくん】って



わたしたちだけの呼び名が出来ていた。





ちぃくんは今じゃ学年のアイドル的存在
かっこ良くて性格も良くてみんなと仲良くなるのも速かった







ちぃくんが転校してきて一ヶ月が経とうとしている今日この頃……





「アー、もうすぐ文化祭じゃん〜
んで!すぐ体育祭〜〜!!!」



机にグターってなりながらあゆに喋りかけるちひろ。



「だねぇ〜!ちぃくんはこっちに来て初めての文化祭と体育祭だから楽しみだよねっ」




「ん〜まあね〜〜!
アーは誰かと文化祭周るの?」



「りんちゃんとりんちゃんの弟!ちぃくんは?」




「弟って確か俺らの一個下だよな?
アーたちは仲良しだな〜(笑)


俺は誰と周るんだろう〜
俺もよくわかんない(笑)」




だからその笑顔素敵すぎます!!
って笑うたびに思っちゃうわたしって重症な気がする(苦笑)




「あ!じゃあさ!わたしたちと周らない?
ちぃくんいたらきっと楽しくなると思うし!」