怜「フッ。変な奴だな」

ドキッ

ドキッ?何これ?

この気持ちを知ったのはもう少し後の話。

空「神代さんだけには言われたくない」

怜「れい」

空「なに?」

怜「れいって呼べ」

空「れい」

そう呼べば満足そうに笑う神代…れい。

あたし的には苗字呼びの方がよかった。

その方が距離あったのに。

まぁ、いいや。

怜「さっき言うの忘れてたけど、月華には相棒がいて光華って言うんだ。」

空「そーなんだー」

本当は知ってるけどね。

光華はあさのことだよ。

怜「2人合わせて月光の華っていうらしい」

それは初耳だ。

怜「お前女だよな?」

空「なんで?」

急に言われたから声裏返りそうになったし。

怜「喉仏ない」

ハァー。

まさかそこを見てるとは思わなかった。

空「そうだよ」

怜「女の姿見せてくれねぇか?」

空「いいよ。少し待ってて」

怜「あぁ。」

前にあおに見せてから茶色のロングのウィッグ持ち歩いていたんだよね。

よかったー。

短いウィッグをとって長いウィッグをつけて準備完了。

空「これでいい?」

怜「明日からその格好でこい。」

空「やだ」

怜「は?」

おー怖いこわい。

全然怖くないけどね。