「だー!もう、何騒いでんだよ!?気持ちよく寝てたのによ!お前らうっせーんだよ!!」



生徒会室にあったソファーを、占領して寝ていた、海里がぎゃーぎゃーと騒ぎ出す。


うるさいなどと言っているが、お前が一番うるさいと密かに思う。



「ねーねー、朱莉。あの4人また、うるさくなってきたよ?いいの?」



こてんと首を傾げた、美咲が私に聞く。


いや、よくは絶対にない。


ピピピっと、腕時計が鳴った。



「おい、そろそろ校舎内を見回るぞ」



「あ、はいっ!」



「晴人、お前男子バスケ部にさっさと行ってこい!」



「はいぃぃぃ!」



バッと逃げるように、生徒会室を飛び出すと晴人は男子バスケ部へと、向かった。



私達も、校舎内への見回りへと動き出した。