AM7:30


生徒会室には、6人の生徒が居た。


それぞれ、思い思いの事をしている、自由なメンバーだ。



「朱莉会長!あ、あの、僕が何か出来ることってありますか?!」



柊 晴人が私に話しかけた。


雪のように白めの肌、小柄な体型と愛らしい笑顔…まるで女の子のような容姿。


可愛いのはいいが、男として頼りにはあまり出来ないのが、彼だ。



「なら、そこにある、部活動の予算報告で出していない、男子バスケ部のを貰ってこい」



「えっ、男子バスケ部…嫌ですよー!あんな、怖い人たちがいるところなんて!」



拳を軽く握りしめ、首をぶんぶん振っている彼は、本当に女子では無いのだろうか。


そんな、女子みたいな彼は副生徒会長である。



「なら、俺も行ってやろーか!晴人ちゃん!」