不意に手が触れあいそうになりすぐに離す。


裕を見ると目が合っちゃった。


「あ、あおい。手、繋いでもいい?」


んなっ!


今は通学路で沢山の人がいる中で言うなんて


やっぱり裕、変わった。


「だ、だめっ!」


裕は私の顔を覗き込み、


「そう言われると何がなんでも繋ぐ!」


遂に触れた手はとても温かい。


もうカレカノじゃん。


「もう、バカっ。」