『拝啓、過去の私へ。


今貴女はこの手紙を読んでいますか?

読んでくれていることを願います。
どうか最後まで読んでください。

私は10年後の貴女です。

今私達の世界は廃りきって、腐りきって、壊れきっています。

つまり、崩壊したのです。

私はその崩壊を止めることが出来ませんでした。

なので、貴女が世界の崩壊を止めてください。

鍵はこの学校にあります。

この手紙にやらなければならない事を書き留めておきます。

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お願いします。


未来の貴女が幸せになれるように・・・。』



私は手紙をそっと閉じた。

まず、状況がわからない。何故こんなことになっているのだろうか・・・。

1日の始まりから振り返ろう。