愛瑠side
肌寒い季節になってきたな。
今、11月だからそんなもんか。
私、高岡 愛瑠(たかおか める)はのんきにそんなことを思いながら冷えきった夜の街を歩いていた。
夜の街を歩くのはあまり好きではない。
けれど、家にいられない。
高校生に見られないようにすこし濃くメイクをして20歳に見えるようにしている。
ちなみに私はまだ高校2年だ。
「なーんか、どこもつまんない」
そう。
私にとっておもしろいと感じものはない。
友達もいない。
家族には見放されて居場所もない。
生きてる意味すらわからなくなる。
けど、かと言って死ぬ勇気などサラサラない。
だからこうして毎日夜の街を歩き続ける。
あ、
「ここ、私の学校…」
ぼーっとしながら歩いてると気づけば私が通ってる高校の前にいた。
私は意味もなく校門の横にしゃがみこみ空を見上げた。
「星、ないね。まっくらだ…」
空は星一つなくまっくらに私を照らしていた。
そうして私はいつの間にか眠りについていた。
肌寒い季節になってきたな。
今、11月だからそんなもんか。
私、高岡 愛瑠(たかおか める)はのんきにそんなことを思いながら冷えきった夜の街を歩いていた。
夜の街を歩くのはあまり好きではない。
けれど、家にいられない。
高校生に見られないようにすこし濃くメイクをして20歳に見えるようにしている。
ちなみに私はまだ高校2年だ。
「なーんか、どこもつまんない」
そう。
私にとっておもしろいと感じものはない。
友達もいない。
家族には見放されて居場所もない。
生きてる意味すらわからなくなる。
けど、かと言って死ぬ勇気などサラサラない。
だからこうして毎日夜の街を歩き続ける。
あ、
「ここ、私の学校…」
ぼーっとしながら歩いてると気づけば私が通ってる高校の前にいた。
私は意味もなく校門の横にしゃがみこみ空を見上げた。
「星、ないね。まっくらだ…」
空は星一つなくまっくらに私を照らしていた。
そうして私はいつの間にか眠りについていた。