中1の子が迷子って大丈夫なのかな?

「ちなみに、見た目はどこにでもいるような女の子だけど、ケンカは出来るから!ついでに、中3の弟も」

空海の兄妹はケンカ出来ちゃうんだね

『そっか…自分の身は自分で守れるといいよね…』

あたしもそうだったしね…

「ついでに、一応妹は俺の信頼してる女のレディースに入ってんだよ。後、弟も千龍に入ってるんだよ」

あぁ、ダメだ…空海の兄妹は暴走族兄妹だ…

『そうなんだ…』

もう、相槌ぐらいしか打つ気力しかない…

「ついでに、空海さんは頭いいんだよー!」

ナオが言い

「ここの地域でも頭のいい高校に行ってるんだよー!」

しゅうが付け加えてくれるが…

もう驚くことも出来ない…

「あはは、驚いちゃった?」

驚いたを通り越してなんか呆れるっていう感じだよ

『うん、大丈夫…』

意味のわからない返答をするあたし

「もしかしたら、空海の妹さんと紘ちゃん気が合うかもよ?今度会ってみたら?」

涼さん、これ以上あたしの気力を奪わないで

「あぁ、そうかもしれないですね!今度会ってやってよ!」

空海も肯定しないでよ

『うん、そうだね…』

もう、ダメだ…

どうでもよくなってしまった…

「あれ?紘ちゃん、大丈夫?」