――ガチャッ
「待っていたぞ、紘!」
えっ!誰?
目の前にはこげ茶のストレートヘアの男性がいる
『誰?』
「えっ!俺が分からないのか!!」
いや、名前を言えばいいのに・・・
でも、見覚えあるぞ
えっと、誰だ…
『もしかして、たっくん?』
そう言えばぱぁっと明るくなって
「やっと、分かったか!!俺は嬉しいぞ!!」
この男はあたしの兄のような男だ
西条 拓海(さいじょう たくみ)27歳
黒髪に少しウェーブのかかった髪型でスーツをきっちり着こなしている
スーツじゃなかったら、きっと大学生にでも見える
世間一般から見たら美形に分類されるタイプだろう…
まぁ、かっこいいとは思うけど昔から知ってるから恋愛感情すら持たない
「紘、久しぶりだな!何年ぶりだ?」
『そうだねー!何年ぶりだろうね…』
あたしが12歳くらいの時以来だから
『4年ぶりくらいかな?』
「たぶん、それくらいだろう?」
そう言えば嬉しそうな顔を浮かべた
その次に真剣な顔をして
「それにしても、こんなとこまで来てどーしたんだよ!何したんだ?」
そっか、何も知らされてないんだ…
『あの学校にバレたんだよ…』
「マジか!」
『マジ』
たっくんは、深刻そうな顔をして
「まぁ、そりゃ仕方ねぇことだな…」
バレたことがここに、来た理由の一つだ
『別にバレてもあたし的にはどうでもいい…たっくんは、あの人から聞いてないの?』
複雑そうな顔を浮かべたけど
「聞いてないと言えば嘘になるけど、あの人が俺の学校に入れてやってくれって言われた時に紘がやらかした事は軽く聞いたけど…」
あたしが顔を伏せると、頭にポンと軽く撫でられた
「でも、俺は止めたんだよ、あの人から聞くのを」
止めた?
「紘から、聞きたいからって言って止めたんだよ!紘にとってはあまり聞かれたくねぇことなんだろうなって思ったからな…」
「待っていたぞ、紘!」
えっ!誰?
目の前にはこげ茶のストレートヘアの男性がいる
『誰?』
「えっ!俺が分からないのか!!」
いや、名前を言えばいいのに・・・
でも、見覚えあるぞ
えっと、誰だ…
『もしかして、たっくん?』
そう言えばぱぁっと明るくなって
「やっと、分かったか!!俺は嬉しいぞ!!」
この男はあたしの兄のような男だ
西条 拓海(さいじょう たくみ)27歳
黒髪に少しウェーブのかかった髪型でスーツをきっちり着こなしている
スーツじゃなかったら、きっと大学生にでも見える
世間一般から見たら美形に分類されるタイプだろう…
まぁ、かっこいいとは思うけど昔から知ってるから恋愛感情すら持たない
「紘、久しぶりだな!何年ぶりだ?」
『そうだねー!何年ぶりだろうね…』
あたしが12歳くらいの時以来だから
『4年ぶりくらいかな?』
「たぶん、それくらいだろう?」
そう言えば嬉しそうな顔を浮かべた
その次に真剣な顔をして
「それにしても、こんなとこまで来てどーしたんだよ!何したんだ?」
そっか、何も知らされてないんだ…
『あの学校にバレたんだよ…』
「マジか!」
『マジ』
たっくんは、深刻そうな顔をして
「まぁ、そりゃ仕方ねぇことだな…」
バレたことがここに、来た理由の一つだ
『別にバレてもあたし的にはどうでもいい…たっくんは、あの人から聞いてないの?』
複雑そうな顔を浮かべたけど
「聞いてないと言えば嘘になるけど、あの人が俺の学校に入れてやってくれって言われた時に紘がやらかした事は軽く聞いたけど…」
あたしが顔を伏せると、頭にポンと軽く撫でられた
「でも、俺は止めたんだよ、あの人から聞くのを」
止めた?
「紘から、聞きたいからって言って止めたんだよ!紘にとってはあまり聞かれたくねぇことなんだろうなって思ったからな…」