――ガラッ

あきちゃんが入った瞬間教室にさっきまでうるさかった教室内が静かになった

チラッとドアから覗くと

頭がカラフル…

これが第一印象

まぁ、見る限り見た目だけの奴もいそうだな…

「ガッキー、転入生が来るってマジなのかー?」

「パシリ決定だな!!」

ぎゃははって笑ってるけど、外までばっちり聞こえてるからな…

「うるせーぞ!ガキども!」

えっ!あきちゃん、族時代のオーラが出てますよ…

あ、あきちゃんがこっちを見てるってことは、入れって事か…

――ガラッ

あれ?クラスのヤツらの態度が変わった

なんで?

「紘さん、自己紹介お願いします。」

『龍崎 紘、よろしく』

簡潔的自己紹介をしたら

「お、女ー!」

「えっ!マジで!」

「美人だな」

教室内で様々な意見が飛び交っているが悪いが興味はない

「紘さんの席は窓側の1番後ろです。」

やった、席はいいところを用意してくれたんだね

さすが、あきちゃん

『わかった、ありがと』

そう言って、席に向かって歩きだした

みんながあたしを見ているのは分かったがいちいち反応してたら、キリがない

カバンを机の横にかけ一息ついてから周りをぐるりと見渡した

うん、やっぱり頭がみんなカラフルだな…

ピンクに赤、緑にグレー

様々だな…