「ただいま。」
学校から帰ると、俺はベッドに寝転び携帯を見る。
やはり篠宮からきていた。
俺と篠宮は別に恋人などではなく、ただの友達だ。なぜか多くの人から付き合っているのだと勘違いされている。だが俺にとってはどうでもいいことだ。
今日の内容は
〈 一条は案外照れ屋 〉
まぁゲームみたいなものだ。ルールは単純。

・200日間、俺について一言
・同じ内容は禁止
・俺が登校してから送ること
・200日達成したら終了

かなり馬鹿げたゲームだ。達成して、何かあるわけでもないのに。
『まぁ合ってるよ。』
そう返した後、俺は塾の宿題に手をつけ始める。