しばらく話して、ふと窓を見たら夕日が沈んでいた。




「…そろそろ帰ります。」



「何かあるの?」



「お嬢様に渡さないと。」



「百合…水に浸けておいて正解だったわね。帰り気を付けてね。」



「はい。また来ます。」




百合を持ち、病室を出ようとすると


「お嬢様って…どんな子?」


と聞かれた