「百合を頂きに来ました。」



「白ゆり、ですね?」




「はい。」




「ちょっと待って下さい!すぐ準備するんで」






俺が今いるのは

俺の部屋でも屋敷でもない



昔から利用してる花屋…




ここにいる少年は祐樹。



まだ高校生なのに、親の代わりに仕事してる。




友達と遊ぶのも断って、体の悪い母親のために…。