取り敢えず、ケーキだけ厨房に頼んで部屋へ行く。 ------- コンッ コンッ 「入って〜。」 ノック二回は基本。 初めは、この動作すらも馴染めなかった。 「こっちとこっち。」 赤と白のドレスを目の前に差し出される。 どちらが良いか…、か。 「着ていただかないと…何とも言えません。」