「どうしたんだい?
 その怪我は…。 」



感謝された後にお嬢様のお父様に聞かれた。




「あ…別に。」



「…怪我を治した方がいい」



「いや、大丈夫です。
 家で…やるんで。」 



家に帰る気はしなかったが気を使わすのは悪いから嘘をついた。




だけど、半ば強引に屋敷内に連れていかれ怪我の治療を受けた。