「いい加減、起きて下さい」
今時の言葉でいうとメイド
いわゆる家政婦が
ベッドの上で
疼くまっている人に叱る。
「隼人様も、何か言ってください!」
家政婦が俺にふる。
仕方がないか…。
「お嬢様…。もう日が高いですよ。」
「何時ぃ…。」
人は皆、寝起きは酷い。
頭が麻痺してる感覚だ…。
「11時です。」
「もう…。早いね。」
「えぇ…。」
俺は彼女に踵を返し、部屋を出ていく。
「隼人?」
「はい?」
「どこに…。」
「着替えられるでしょう?」
人は皆、寝起きは可愛いもの。
特に俺にとって、この人は尚更。