モヤモヤした気持ちのまま俺は次の日、空港へ向かった




「本当に…コレで終わりか。」



「お嬢様、あまり我が儘言わないように。それから、あまり部屋も散らかさないで下さいね…片付けするのはお嬢様じゃないんですから。それと…」



「わかった。分かってるから!」



心配してる俺に、呆れ顔でお嬢様がとめる




「気を付けて」


「パイロットに言って下さい。」



俺の頑張りどころじゃない



「ちゃんと帰ってきてよ。」

「えぇ。お嬢様の好きな人が気になりますから。」