----- 一週間後





「…お嬢様。」



「ん?」




「コレ…前から考えてたんですが」



俺がお嬢様に出したのは
たった一枚の封筒と紙



「…隼人?どういうこと?」


信じられないと言うような顔をしてる




「退職…この仕事を辞めさせてください。」



「何で!」




バンッと机に手をつく音が部屋に響き渡る





「五月が帰ってきたので、心配することもありませんから。私がいなくてもお嬢様はやっていけます。」



「隼人、私はお前がいないと!」




「お嬢様は…もう大丈夫ですよ。」