「いや…友人っていうか。家族みたいな…。んん〜。」 お嬢様はお嬢様だけど 俺にとっては 友人であり 家族であり 大切な人であり 好きな人でもあり 「もう、いいよ。とにかく大切な人なんでしょ。これからも大切にしなさいよ」 お嬢様は俺の肩を叩いて先に歩いていく 「大切にしてますよ。」 お嬢様の背中に向かって 俺は小さく呟いた