「また来ます。」



「えぇ、来て下さいな。」




お嬢様と話していたおばさんと目が合った



すると、おばさんが俺の横に来て



「もっと自信を持ちなさいな…あんたルックスも顔も、性格もいいんだから。」




と俺の肩に手を伸ばす




「多少、身分が違っても結婚ぐらい頑張ればいけるよ。」




「そうですかね…。」




ん?



「え?何で?今…!」



「私はあんたより長生きしてるんだから見てれば分かるよ。」




「…マジですか?」



「頑張りなさい。」




ポンポンと俺の肩を叩く




「隼人…そろそろ行こうか」



「へ?…あ、はい!」




「それじゃ、また。」



「…失礼します。」





「何を話してたの?」


「大したことでは…ありませんよ。」



「そう。」