1月最後の、夜。 雪がチラチラ降るなか。 俺はいつものように、蛍太郎と散歩をしていた。 12月以来結灯には会ってなくて。 もう手術も近いし、 体によくないんだろう、なんて思ってた。 「貴也!」 ドンッ! 「うお」 俺に勢いよくどついてきたのは、 結灯だった。