「うわぁ…。綺麗。」
私の前にはすっごく綺麗で豪邸な建物がたっている。これからこんな所に通うなんて毎日るんるんでしかない。
「まずは校長先生に挨拶しに行かないと。」
て思い私は近くの玄関から入った。
入って数分後…
「ここどこ…?」
やばいやばいやばい私完全に…
「「迷子?」」
え?声かぶった?私はあたりを見回した。でも、誰もいない。
え?もしかして、ゆ、ゆ、ゆ、
トントン
誰かに肩を叩かれた…
「ぎぎゃゃゃぁぁぁぁあ!!」
私は怖くてその場に崩れ落ち顔を塞いだ。
「え?おれだよ?」
上の方から声がした。
声がした方を見ると、見覚えのある顔が見える。そいつの名は
「れいやぁぁぁ?!」
そう、私の幼馴染みの滝 零矢(Taki Reiya)だ。
茶髪にパッチり目、鼻筋は通ってていかにも美男って感じだ。零矢の性格は明るく小さい頃からみんなの人気者だった。
「で、なんで夕妃がここにいるわけ?ここ男子校だよ?」
「は…?」
「いやいや本当だって。(笑)しかも、蓮欄(Hasuran)がいるところだよ?」
蓮欄…。蓮欄は暴走族で関東No.1だ。という情報しか知らなかった。というよりも情報が出てこなかった。まぁ、関東No.1だからそれぐらいのことはできるんだろうけど。
「…。って言う前に、校長室に連れてってよ零矢。校長先生に挨拶しないと。」
私はわざと話をそらした。これ以上この話をしたくないから。