「きゃぁぁぁぁあ!!麗羅ちゃん!!告白だよ!!行っておいでよ!!早く早く!あとからじっくり聞かせてね!」

麗羅って言うのか。アイツ。見た目だけじゃなくて、名前もいいんだな。

待て待て!!これじゃ俺がアイツの事好きみたいな言い方だ!

それより…早く話しないと。

「早く来い。」

「きゃぁぁあ!」

うっせぇ…早く黙「うっせぇ!静かにしろ!!別にこいつとは、今朝ぶつかっただけだし!!告白とか有り得ないから!!」

――シーン……

こいつ…同性にも素直に言いやがる…ある意味尊敬。

「取り敢えずこい。」

「ん。手短にな。」

「おめぇ、男子みてぇ…笑」

「うっせ。黙れ。」

「ある意味、俺たち似てるよな。」

「初対面で分かる?こんなこと。ってか、似てねーし。似てても嬉しくねーし。」

「ははっ…麗羅最高…(笑)」

「あー!!今呼び捨てにした!!ってか、いつ私の名前を?!」

「女子が『麗羅ちゃ〜ん』って言っとったやん。」

「あー、あれか。納得納得。」