ゆっくり話をしたのは久しぶりだった。


お店も落ち着いたし


本業の方が忙しくて、今は、週3日の出勤。



「久しぶりに話しますね?」


「ごめんなぁ、会社が忙しくて

 遅くにしか出勤出来ないし

 アキラともゆっくり話してないんだぁ」


「そうなんですか。

 早く相談すれば良かったですね。

 でも、言えない事も・・・

それに、気持ちの切り替えは出来てます!」


千尋は笑顔を見せた。


「そうかぁ・・・仕方ないなぁ」


マスターは天井を見上げて、目を閉じた。



折角だから、全部話聞いてもらおう



「後、純ちゃんとも上手に付き合えてない。

 あっちもそうだろうけど、やっぱり苦手です」


「そうかぁ。
   
 純ちゃんは何も言ってなかったけど・・・

 あまり気にするなよ!」



んんん???


純ちゃんと話したの???