「じゃあ、あたしはシュンの何?」


「彼女」


「奥さんの代わり?」


「どうして、そうなるんだぁ?!

 何が、気に入らない?!

 何が不満なんだよー!!!」


叩き付けた言葉。


「全部!」


怖いくらい普通に言った。


「そんな事、初めっから分かってただろっ!」


完全に、怒っている。


「うん。

 でも、楽しかったよ!

 子供が出来たって聞くまでは・・・

 それでも、一緒にいたいと思ったから

 会いに行ったよ!でも、あの時の

 奥さんの顔が忘れられない!

 全然、怒ってなかったよ!

 でも、今思うと下に見てるから

 腹も立たなかったんだと分かったんだ!」


その言葉で、シュンは落ち着いてくれた。


「違うよ・・・千尋の事知ってたから

 デジカメ見て、顔知ってたんだ。

 だから、驚きもしないし・・・

 黙って、俺を行かせたんだ!」



それでも、愛人が来たら怒るでしょ?


普通・・・