そして・・・


聞きたい事全部!


言いたい事全部!


を吐き出した。



シュンは動揺を隠し切れず


タバコを持つ手が震えていた。



「答えて?」


それでも、優しい口調。


「した・・・」


小さな声だった。


「だよねぇ、夫婦だもんねぇ」


「・・・」


「じゃあ、キスも?」


「・・・」


「抱きしめてあげた?

         愛してるよ!って?」


「・・・」


「気持ち良かった?」


「なんで、そんな事聞くんだよっ!!!」


シュンは、灰皿を壁に投げつけた。



怒った顔なんて見た事なくて


少し驚いたけど、千尋も覚悟していた。