シュンが、満足そうにタバコに火を点けた。


「違う人抱いてるみたいだった」


「そう?感想は?」


「最高ー!!!」


拳を上に上げて叫んだ!


「アハハ!アハハ!

        シュンも素直だね」


思わず笑顔になる。


「千尋の笑った顔は、本当良いよね?!」


「そう言えばさぁ

   前から聞こうと思ってたんだけど

       娘さんとあたしって似てるの?」


「なんで?」


「最初の時、笑顔がかぶるって?」


「ううん、似てない。

         嫁さん似って言われる」


「フ~ン、じゃあ可愛いね?

            奥さん綺麗だから」


「綺麗なのかなぁ・・・

   ずっと一緒にいるから分からないよ。

          空気みたいなものだし・・・」


「そっかぁ。。。」



溜息混じりの返事になり


シュンの言葉が


千尋の心を大きく揺らした。