「ありがと、もう大丈夫!」


美月に笑顔を見せた。


「決めた?」


そう言いながら、涙を拭いてくれる。


「うん。

 もう1度会って、話するよ!

 たとえ終わりにするとしても

 電話じゃあ、素っ気ないでしょ?

ちゃんと聞いてみるよ!本当の気持ちを!」


千尋は頷いた。


「そうだね、長く付き合ってたから

 電話で《さよなら》は寂し過ぎるね?

 ちゃんとぶつけるのよ!

 千尋の本当の気持ち!」


美月も頷いた。



「ホント、いつもいつも、ごめんね!

 美月がいなかったら

 あたし生きて行けないよぉ!

 ありがとう!心からそう思ってる!」


「だろうね?ハハ!

 嘘よ!お互い様でしょ!

 プライベートは、私が相談役で

 仕事では、千尋がホローしてくれる。

 だから、お互い様!」



あたしでも、役に立ってる?