「これでも、少しはモテたのよ」


2人とも聞き流した。


「千尋、変な男に捕まるなよ!」


「うん。

それに、出来ないと思ったらすぐに辞めるよ」


「どっちを?」


「は?それはどうかな?」


「まあ」


母が呆れたので、笑って誤魔化した。



その時は、また考えよう



次の日、健一に電話をした。


「宜しくお願いしま~す!」


「ヤッホー!絶対成功するぞーーー!」


「叫んでるし」


「ありがとう、千尋」



でも、少し不安ありです。



   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆



健一からメール


< 休みの日にでもおいで。

   他のメンバーとの顔合わせもしたい。>


< じゃあ、土曜日に行きます。>


いつもより、念入りに化粧をして出掛けた。