やっぱりチームのトップって大変なんだろうな……



ため息が自然に出ちゃうほど、苦労してるなんて可哀想。



今日は学校から帰ったら、豊が休めるようにしてやろう。



チームのことがわからないあたしにはそのくらいのことしかできないし。



考え事をしていると無意識のうちにあたしは自分の席へと座っていた。



習慣ってすげぇ。



「カナ~久しぶりじゃん」



「明美、来てたんだ」



「久しぶり!!嬉しい!!」



「あたしは毎日学校来てたけど。明美が久しぶりに学校来たんだろ?」



「細かいことはどうでもいいの!!」



あたしの机に手をついてピョンピョンとはね上がっている明美はいるだけでうるさい。



「豊先輩の彼女なら今大変でしょ?」



「なにがだよ?」