あたしの話を聞いて何を思った?



豊もあたしとあたしのママが酷い奴だって思う?



何も言わない豊は奥の部屋へと消えてしまった。



「寝ないのか?」



声だけがあたしのいる場所へと聞こえてくる。



誰かに話したらスッキリするかな?なんて思っていたけど、豊に話したことにより、余計に晴れない気持ちとなってしまった。



仕方なくあたしは立ち上がり豊のいる部屋へと足を進める。



「電気消してこいよ」



「はいはい」



あんな頭して暴走族のくせに、こういう所はちゃんとしてるんだよな。