「ぎゃあぁぁあ!」




外から男の悲鳴が聞こえて思わず座り込んだ。




な、なに…!?




バタバタと聞こえる足音




こっちに来てる…?




怖くて目を閉じた。




総「陽妃ちゃん!!」




大きな声にビクッと身体が揺れた。




陽「総司、さん…?」




私の前に座って総司さんは私の手を握った。




総「陽妃ちゃん、なにがあった?なんで、あんな…」




総司さんは辛そうな顔をして俯いてしまった




私はなにも言えなくて唇を噛んで涙を堪えた。