「あ゙-!!あのセンコー課題出し過ぎなんだよ!!」
「誠なら出来る。」
入ってきたのは,長身の男子生徒と,何やらキレている黒髪の男子生徒の二人組。
「あれ-,まこっちゃん。たけちゃん。」
壱紀はTV画面から入ってきた二人に視線を移した。
「んだよ,居たのか壱紀!今一番見たくね-から消えろ!!」
「何-!!後から来たくせになんだよ!」
二人が言い合いをしていると,後ろにいた長身の男が秀に気付いた。
「いっちゃんの友達?」
「あ!うん!新入部員の森月しゅーちゃん!!」
「名前の部分だけあだ名にすんのやめてくんない?ι」
壱紀の紹介に長身の男が秀に近付く。
「俺,加美道 武司(カミドウタケシ)。宜しく。」
「あ,ああ,こちらこそ‥ι」
長身の武司に圧倒される秀。
すると先程壱紀と言い争っていた男子生徒も秀の元にやってきた。
「ああ,どっかで見た顔だと思ったら,この前女子らに追っかけ回されてた奴じゃね-か。」
「うっ‥ι」
どうやら秀のその印象は定着してしまったらしい。
「俺はC組の『神崎 誠(カンザキマコト)』。後ろの武司とは同じクラス。
後忠告しとくけど新入り,壱紀とはつるまねぇ方が良いぞ。馬鹿が移るからな。」
「誰が馬鹿だ-!!」
「うるせえな!俺は寝る!起こしたらぶっ殺す!!」
誠はそういうと二段ベッドに上がりさっさと寝てしまった。