「部長と副部長には会ったけど‥後はお前ら以外会ってないな」
「そっかぁ。でも皆良い人達だよ♪すぐ仲良くなれると思う♪」
逢は笑顔で言った。
「でもよく分かんないんだよな,あのF部って。」
「なんでだよ-?この前京治先輩が説明してくれたじゃんか。」
壱紀がパンを食べながら言った。
「そうだけどさι」
「あの部は元々軽音部って正式な部だったんだよ。でも奈央先輩達の前の先輩達が凄い荒れててね。軽音部はそのせいでなくなっちゃったんだぁ。で!!その空白となったスペースにF部を作ったのがズバリ奈央先輩達♪」
逢が熱く語る。
「でもなんのために?」
「自分達だけの部を作りたかった。ただそれだけ♪」
「はぁ!?だからって勝手に部なんか作れるのかよ。」
「奈央先輩達だ・か・ら出来たの!」
「答えになってませんけどι」
逢の説明に秀は少し曖昧なままでいた。
・・・とりあえず奈央先輩達が凄い人達で,壱紀達はそれを凄く尊敬しているって事でいいのか?
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