土方side


─「貴女綺麗ね」



隣にいる奴が呟いた言葉は風に流れ消え去った



「どうかしたのか…」



まさか…俺に言ったんじゃないよな… なんて次式過剰か…



「すいません!! なんか言ってました?」



肩をビクリと震わせ 恐る恐るこちらを見る少女に




「いや、何でもない」



と、だけ伝えておく