きっと、俺は女に興味を持つことなく、

父親である院長に婚約者を勝手に決められ
愛のない結婚を余儀なくされただろう。



はじめて『愛』というものを知り
『一緒にいたい』という感情が芽生えた。


そして、
『守ってやりたい』そう思えたんだ。



「あたしもあなたが離れたら許さない」

「…上等じゃねーの。」