「今度はオイラを盾にしないでよ! さすがにプラズマキャノンはだめだから!」
「え、なんのこと?」
とぼけるディランに、うぐぐと歯ぎしりした。
「こっちが数発打つ間にロボットは数十発返して来る。これで破壊するのは至難の業ですね」
リャムカは、そんな様子を眺めながら眉を寄せる。
「うむ。やたら頑丈なもんじゃから、ダメージを与える前にこちらが逃げねばならん」
つくづく厄介なものを作ってくれやがってとそんな感情を心に秘めて、一同はロボットを追いかける。
<そういやこいつ、名前あったっけ?>
呑気に尋ねるディランの息は、心なしかやや荒い。
<正式名称はまだ無いそうだ>
よく通る声が答えた。
緑の点は同じように移動しているというのに、その声からはまったく疲れを感じない。
鍛え方が違うということなのか、不死だからなのかは解らない。
ベリルの場合、ただ不死というだけで白銀やリャムカ、ナナンのような特殊能力がある訳じゃない。
しかも、人間と同じで痛みも変わらずに持っている。
「え、なんのこと?」
とぼけるディランに、うぐぐと歯ぎしりした。
「こっちが数発打つ間にロボットは数十発返して来る。これで破壊するのは至難の業ですね」
リャムカは、そんな様子を眺めながら眉を寄せる。
「うむ。やたら頑丈なもんじゃから、ダメージを与える前にこちらが逃げねばならん」
つくづく厄介なものを作ってくれやがってとそんな感情を心に秘めて、一同はロボットを追いかける。
<そういやこいつ、名前あったっけ?>
呑気に尋ねるディランの息は、心なしかやや荒い。
<正式名称はまだ無いそうだ>
よく通る声が答えた。
緑の点は同じように移動しているというのに、その声からはまったく疲れを感じない。
鍛え方が違うということなのか、不死だからなのかは解らない。
ベリルの場合、ただ不死というだけで白銀やリャムカ、ナナンのような特殊能力がある訳じゃない。
しかも、人間と同じで痛みも変わらずに持っている。