「ふぁああああああー!!」
自分の部屋のベットに顔を押し付けて発狂してしまう。
さっきから、裏庭で見た嬉しそうに笑う相川くんの顔がはなれない。
「離れろ、離れろ離れろー!」
もしかして私…本当に相川くんのこと好きなのかな…?
いや、ないない。
だってまだ小学生だよ!
中学生のお兄ちゃんだって彼女も彼氏もいないんだよ!
私にはまだ早いって!
ほら、学校でも誰かが付き合ったって情報あんまり聞かないし…。
付き合う人なんて不良ぐらい?
私みたいな地味な人間が付き合うなんて…それも超人気者のモテモテ相川くんとなんか…。
いやいやいやいや、まだ付き合ってないからー!
なに妄想してるの!
私のバカバカバカー!
「…え?今、なんて…?」
次の日…学校へ向かう途中、クラスメートの女子に話かけられた。
クラスの中心的グループの子が4、5人群がって。
「だからぁ~古宮さんっ里原と付き合ってるでしょ~?」
里原くんとは隣のクラスの子だ。
私が好きなマンガ家さんのことが里原くんも好きだからよく話すのだ。
「違うよ!そんなんじゃないよ!」
「えー結構、有名なのに…。」
えーはこっちのセリフだ。
勝手に噂しておいてそんなこと言うんだよ。
里原も私もいい迷惑だ。
「じゃあじゃあ、佐藤?」
なんでじゃあなの!?
「私、彼氏なんていないよ。」
「じゃあ星野?」
「だからいないって!」
この人たち日本語が通じないのだろうか…?
「なんで?佐藤も星野も仲いいじゃん?」
「すっごい噂になってるのに〜。」
「ねぇ!本当のこと教えてよ〜。」
なんでこんなにも噂になっているんだろうか…?
「もう私、教室に行くから!」
「待ってよ!古宮さん!」
しつこいな!
「はぁ〜。」
疲れた…。
朝から一気に疲れた。
「どうしたの?ため息なんてついて?」
「初音〜風歌〜聞いてよ!」
私は朝に色々と聞かれたことを話した。
「ふ〜ん。それは朝からお疲れ。」
まるで他人事のように言う初音。
まぁ、他人事だけど!
「じゃあ、そんな真姫に良いお知らせ!」
「?」
「今日、運動会ので決める日だよ!あれって立候補だよね?多分、相川も出ると思うから出てみたら?」
うちの学校はクラスから立候補者男女4人でリレーをやるのだ。
組み体操の次に大きなプログラムだ。
「おーいいじゃん!出なよ!真姫、走り早いし!」
確かに短距離走は得意だけど…クラスの中心的人物ばっかりだからな。
絶対、縁のないことだと思ってたけど…。
「相川ががリレーに出たら真姫も出てみたら?」
「じゃあ、そうする。授業の前にトイレ行ってくるね。」
本当は出る気なんてないし私は適当に応えた。
授業まであと少ししかない。
少し早足ですぐ横のトイレの個室へと向かった。
昨日、ここで泣いちゃったんだよね…。
あの後、ついつい相川くんの優しさに甘えちゃったけどまだ、私の学校のポケットにはハッカ味の飴が残っている。
ハッカって…子供っぽくないんだから。
自然と笑みが出る。
用を済ませて個室から出ようとした時。
「って言うかさ〜古宮、どう思う?」
さっき私に話しかけてきた女子たちの声がした。
って言うか…
なんで入って来るなり早々、私の名前が…?
小学生がトイレにたまるなよ…。
「男子にくん付けとか古宮ぐらいじゃね?」
「男子にからの人気を求めてる感じが超ヤバイんだけど。」
「自分のこと可愛いとでも思ってなきゃ男子にくんなんて付けらてないよ。」
「はっきり言って気持ち悪いよね!」
なにそれ…。
個室で耳を済ませていたら好きかって言って。
別に…男子なんてどうでも良い。
私はただ、女子が怖いから1人になりたくないから…。
それでも頭の中から気持ち悪いと言う声が私から剥がれない。
もしかして、初音も風歌もそういうふうに思ってたのかな?
自分の部屋のベットに顔を押し付けて発狂してしまう。
さっきから、裏庭で見た嬉しそうに笑う相川くんの顔がはなれない。
「離れろ、離れろ離れろー!」
もしかして私…本当に相川くんのこと好きなのかな…?
いや、ないない。
だってまだ小学生だよ!
中学生のお兄ちゃんだって彼女も彼氏もいないんだよ!
私にはまだ早いって!
ほら、学校でも誰かが付き合ったって情報あんまり聞かないし…。
付き合う人なんて不良ぐらい?
私みたいな地味な人間が付き合うなんて…それも超人気者のモテモテ相川くんとなんか…。
いやいやいやいや、まだ付き合ってないからー!
なに妄想してるの!
私のバカバカバカー!
「…え?今、なんて…?」
次の日…学校へ向かう途中、クラスメートの女子に話かけられた。
クラスの中心的グループの子が4、5人群がって。
「だからぁ~古宮さんっ里原と付き合ってるでしょ~?」
里原くんとは隣のクラスの子だ。
私が好きなマンガ家さんのことが里原くんも好きだからよく話すのだ。
「違うよ!そんなんじゃないよ!」
「えー結構、有名なのに…。」
えーはこっちのセリフだ。
勝手に噂しておいてそんなこと言うんだよ。
里原も私もいい迷惑だ。
「じゃあじゃあ、佐藤?」
なんでじゃあなの!?
「私、彼氏なんていないよ。」
「じゃあ星野?」
「だからいないって!」
この人たち日本語が通じないのだろうか…?
「なんで?佐藤も星野も仲いいじゃん?」
「すっごい噂になってるのに〜。」
「ねぇ!本当のこと教えてよ〜。」
なんでこんなにも噂になっているんだろうか…?
「もう私、教室に行くから!」
「待ってよ!古宮さん!」
しつこいな!
「はぁ〜。」
疲れた…。
朝から一気に疲れた。
「どうしたの?ため息なんてついて?」
「初音〜風歌〜聞いてよ!」
私は朝に色々と聞かれたことを話した。
「ふ〜ん。それは朝からお疲れ。」
まるで他人事のように言う初音。
まぁ、他人事だけど!
「じゃあ、そんな真姫に良いお知らせ!」
「?」
「今日、運動会ので決める日だよ!あれって立候補だよね?多分、相川も出ると思うから出てみたら?」
うちの学校はクラスから立候補者男女4人でリレーをやるのだ。
組み体操の次に大きなプログラムだ。
「おーいいじゃん!出なよ!真姫、走り早いし!」
確かに短距離走は得意だけど…クラスの中心的人物ばっかりだからな。
絶対、縁のないことだと思ってたけど…。
「相川ががリレーに出たら真姫も出てみたら?」
「じゃあ、そうする。授業の前にトイレ行ってくるね。」
本当は出る気なんてないし私は適当に応えた。
授業まであと少ししかない。
少し早足ですぐ横のトイレの個室へと向かった。
昨日、ここで泣いちゃったんだよね…。
あの後、ついつい相川くんの優しさに甘えちゃったけどまだ、私の学校のポケットにはハッカ味の飴が残っている。
ハッカって…子供っぽくないんだから。
自然と笑みが出る。
用を済ませて個室から出ようとした時。
「って言うかさ〜古宮、どう思う?」
さっき私に話しかけてきた女子たちの声がした。
って言うか…
なんで入って来るなり早々、私の名前が…?
小学生がトイレにたまるなよ…。
「男子にくん付けとか古宮ぐらいじゃね?」
「男子にからの人気を求めてる感じが超ヤバイんだけど。」
「自分のこと可愛いとでも思ってなきゃ男子にくんなんて付けらてないよ。」
「はっきり言って気持ち悪いよね!」
なにそれ…。
個室で耳を済ませていたら好きかって言って。
別に…男子なんてどうでも良い。
私はただ、女子が怖いから1人になりたくないから…。
それでも頭の中から気持ち悪いと言う声が私から剥がれない。
もしかして、初音も風歌もそういうふうに思ってたのかな?