応えたかった、おれも好きだと、愛していると
だが、やはり使い物にならないおれの喉は声を出そうとしてもひゅうひゅうと風の音がするだけで...。
珍しく感情を露わにしてしゃくりあげる女王、その痛々しい姿と愛しさ、もどかしさが全部混じっておれも泣いた
どうしておれは、殺人鬼の使用人なのか、声が出ないのか
悔やんでも悔やみきれない、泣いたってどうにもならない
ああ、しらゆき女王、おれは
貴女のことを愛しく思っているのに
どうして届かないんだ
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