「.....................。」
予想はしていたけれど、何も返事はない。
そこで私は、私が発してしまった言葉の軽率さに気付いたわ
『ご、ごめんなさい。困りますよね、こんなことを言われても...
...でも、私、本当、に、あなたの、こと、が、大好き、で....』
焦りは女王としての能力を全て奪ってしまったの
うまく誤魔化せも立ちまわれもしない
珍しく私的な本心を零した私は、次から次へと溢れる言葉と涙を止めることはできなかったの
『ごめんなさ、い.....ほんとうに...ッ』
こんなに雪で覆われた国なのに、バケツの水も川の水も簡単に凍るのに
私の涙は凍らないの、止まらないの。
それでも、私たちの間の時間は凍ったように、なかなか流れてくれなかったわ
どうして、私は目の見えない、女王なのかしら
涙はしばらく、とまらなかった