ピンポーンと響く音が聞こえないくらい

胸がうるさい。


落ち着け。おちつ…。


「なにしてるの?」


後ろから透き通ったような声。


振り向くとずっと会いたかった人が

そこにいる。


こんな声してたんだっけ。


最後に君の声を聞いたがいつなのかも

もう思い出せない。


「え、あっ、!プリント!先生が渡してこいって…」


「わざわざありがと、じゃあ」


「ちょっとまって…!」


引き止めたけど、何をいえばいい。


学校きて?なんで来ないの?いや、

これじゃない。