がっかりしていつもの君みたいに
寝る体勢をとる。
もう今日の授業は寝ようかな。
パシッ
「いたっ…」
頭に小さな衝撃。
誰かにノートで叩かれた…。
せっかく心地よく寝てるのに、誰…。
!?!?!?
顔をあげると君がいる。
寝ぼけてるせいもあって状況を
理解するのに時間がかかる。
「家までこられるのがやだったから来ただけ」
理由はどうであれ君がいることが
嬉しくて仕方ない。
「ねぇ、朔帰り遊び行こう」
「意味わかんない。けど付き合ってやる」
絶対断られると思ってた… 。
ダメもとだったのに突然の放課後デート。
君はそんなこと思ってないだろうけど。